三美興産の業務内容をご紹介しています。
本日の作業内容は、給油所の閉鎖に伴うガソリン地下タンク廃止工事です。
ガソリンスタンドや、自家給油設備を廃止する際には、
そこで使用していたすべての地下タンクを廃止しなければなりません。
タンクを掘り起こせればよいのですが、それが困難な場合、あるいはその必要がない場合、
水を張ったり、砂で埋めたり(各市町村によって決まりがあります)することによって、
将来に向かって完全に危険物施設としての機能を営ましめない状態にする必要があります。
今回は、油種の違う5基の地下タンク、及び配管を洗浄して行きます。
まずは廃油を貯蔵していた地下タンクから、脱脂洗浄を行っていきます。
こちらは、注入口から、タンクへ伸びている配管です。
中和剤を注入し、配管内に付着・残存している油分を乳化させます。
ジェット洗浄を行い、配管の洗浄は完了です。
地上に露出した配管は、キャップで封止します。
続いて、タンク内の残油を抜き取ります。
配管の径に合わせたパイプを差し込み、バキュームローリー車で吸引しています。
抜き取りを終えると、槽内の脱脂洗浄の工程に移りますが、
こちらのタンクは、上部が開口しないため、作業員が入槽することが出来ません。
当社では、入槽が不可能なタンクを清掃するため、独自の洗浄器具を制作しました。
こちらは高圧洗浄機にパイプを付け、その先端に特殊ノズルを取り付けたものです。
これによって、目に見えない箇所も、まんべんなく洗浄することが可能になります。
まずは中和剤を希釈させた水を打ち込み、槽内の油分を乳化させていきます。
次に、水を高圧で打ち込んで洗い流すことで、タンク内の脱脂洗浄は完了です。
なにぶん目視で確認することが出来ないため、入念に清掃する必要があります。
洗浄が完了したタンクに、水を張っていきます。
オーバーフローした水分に、油膜が見受けられないことからも、
しっかりと脱脂洗浄が行われていることを確認できました。
こちらのタンクは、お客様の要望により、上部を埋設することになりました。
まずはマンホール部分に砂を入れ・・・
モルタルを打つことで、こちらの廃油タンクは作業完了です。
次に、商品を貯蔵していた4基の地下タンクも、同様に洗浄していきます。
まずは計量器の下部の配管から、中和剤を流し込んでいきます。
十分な水で洗い流し、最後はプラグで封止します。
天井の配管にも、同様の洗浄を施します。
地上側の配管にもバキュームローリーを接続し、常時吸引していますので、
このような状態でも、天井から液が垂れてくることはありません。
中和剤~水を吸引させて行きます。
高所での作業になりますので、足元の安全にも注意を払う必要があります。
続いて、給油口からの配管も、同様に洗浄していきます。
レギュラー、ハイオク、軽油、灯油、油種ごとに配管が通っています。
まずは中和剤を流し込み・・・
高圧洗浄で洗い流します。
これで残るは、タンク本体のみとなりました。
工程は冒頭の廃油タンクと同じです。
残油を抜き取り、専用器具を用いて、中和剤と水を打ち込みます。
最後は水を張り、地下タンクとしての用途を廃止させていきます。
タンクごとに中和剤~水で高圧洗浄し・・・
最後は通気管を封止し、清掃完了。
閉鎖に際してコストがかかるのは、経営者様にとっては辛いところです。
当社では、費用を抑えた上で、最善の工事をご提案してまいります。
三美興産では、各種タンクの点検・清掃・廃止工事を行っています。
消防署への諸手続き・届出につきましても、ぜひお気軽にお問い合わせ下さい。
お問い合わせはお電話またはメールにてどうぞ。スタッフ一同お待ちしております。
電話:045-549-3551(受付時間:平日8:30~17:30)
お問い合わせメールフォームはこちら
関連項目
2KL重油地下タンク脱脂洗浄工事 |
2KL重油サービスタンク脱脂洗浄工事 |
2KL潤滑油サービスタンク及び配管脱脂洗浄工事 |
ガス焚きボイラーへの変更に伴う地下タンク廃止工事(砂入れ) |
100KL重油地上タンク脱脂洗浄工事 |
船舶内A重油保管タンク(6KL)脱脂洗浄工事 |