三美興産の業務内容をご紹介しています。
本日の作業内容は、100KL重油地上タンク脱脂洗浄工事です。
工場の閉鎖やプラントの改修に伴い、地上タンクの解体は年々増加傾向にあります。
そうした現場において、未だに爆発などの重大事故が発生することがありますが、
その原因は、解体工事の過程で発生する火花や、バーナーの炎が、
残置していた油分や可燃性ガスに引火したことによるものです。
今回の清掃工事も、タンクの解体に伴うものでした。
しっかりと油分を除去し、可燃性ガスが発生していないことを確認する必要があります。
まずはバキュームローリーホースを接続し、残油を抜き取ります。
液体の残量が多いほど、接続部には思わぬ負荷がかかりますので、
バルブの開閉は、慎重に行う必要があります。
続いて、配管の洗浄を行います。
まずは送油管より中和剤を流し込み、配管内に残った油を乳化させます。
その後、ジェット洗浄を行い、配管内の油分を除去します。
同様に、吸引管も清掃します。
次に、タンク本体の洗浄に移ります。
マンホールを開口します。ここから作業員が入槽することになります。
清掃前の状態です。
タンクの底部には、このようにスラッジが沈殿しています。
これらを吸引しつつ、槽内の油分を除去していきます。
まずは入槽前に、送風換気を行います。
次に、酸素濃度を測定します。
大気中と同じ20.9%を示していることを確認します。
タンク内が広いため、複数箇所で計測を行い、結果は書面に記録します。
また、タンクの外部に監視員を配置することも忘れてはいけません。
槽内の安全確認を終えたら、いざ入槽です。
スラッジを寄せて、バキュームローリーで吸引します。
続いて、中和剤を塗布し、槽内の油分を乳化させていきます。
一見、雪国を彷彿させる幻想的な光景ではありますが、
槽内は臭気と熱気に満ちており、快適とは言い難いものがあります。
防水性の保護具は通気性が悪いため、冬期であっても熱中症に注意を払います。
壁面、及び床面にブラッシングを行い、槽内の油分を除去していきます。
ブラッシングを終えると、高圧洗浄機で洗い流していきます。
最後は、ウエスで拭き上げ・・・
清掃完了です。床面がしっかり露見しているのが分かります。
可燃性ガスが発生していないことを確認して、作業終了です。
一見、作業が困難に思われる巨大なタンクも、
専門知識を備えた技術者が、安全に注意を払った上で、作業を行います。
大型タンクの清掃工事は、ぜひ総業40年の実績を誇る当社にお任せ下さい。
三美興産では、各種タンクの点検・清掃・廃止工事を行っています。
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