三美興産の業務内容をご紹介しています。
本日の作業内容は、船舶内のA重油保管タンク(6KL)脱脂洗浄工事です。
船舶の中には、燃料油や潤滑油などを保管する、様々なタンクが設置されていますが、
当社では、そこからの抜油や新油への張り替え、そして洗浄工事を行っております。
今回は、船内の設備の改修に伴い、燃料タンクの一つが不要になったとのことで、
タンク内の脱脂洗浄、及び廃油のリサイクルのご依頼をいただきました。
岸壁からおよそ100mほどホースを延ばしたところに、今回のタンクはありました。
船の揺れなどで、ホースに負荷がかからないよう、長さには余裕を持たせます。
開口すると、燃料油は手つかずのまま、満タンになっていました。
まずは抜油を行います。
続いて、作業員が入槽するため、送風換気を行い、酸素濃度を測定します。
底面にはスラッジが見受けられるため、まずはこれらを取り除いていきます。
船舶のタンクは、ローリー車と同様、液が波打つことを防止するため、
仕切り板によって細かく区切られ、一つのタンクが何部屋にも分かれています。
また、こちらのタンクは、人が立てるだけの高さも無かったため、
作業は困難でしたが、幸い揺れは少なく、支障を来すことはありませんでした。
スラッジの除去を終えたところで、脱脂洗浄の工程に入ります。
中和剤(ネオスA)を塗布し、槽内に付着した油分を乳化させます。
壁面にも満遍なく行き渡らせます。
送風換気を行いながら、作業員が2名体勢で脱脂していきます。
中和剤による脱脂が終わったところで、次は高圧洗浄機で洗い流します。
こちらの中和剤(ネオスA)は、水分と反応すると白い色が着きますので、
それがすべて除去できたところで、洗浄は完了ということになります。
最後は、ウエスで拭き上げて・・・
清掃完了です。槽内の隅々まで、油分を除去しました。
船舶のタンクは複雑な構造をしているため、洗い残しが無いかをチェックします。
最後に可燃性ガスが発生していないことを確認し、作業終了です。
仕上がりをご覧になったお客様からも、喜んでいただくことができました。
三美興産では、各種タンクの清掃工事を行っています。
船舶だけでなく、車両や航空機など、様々なタンクにおいて実績があります。
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