洗車場における油水分離槽・側溝の清掃工事

三美興産の業務内容をご紹介しています。
本日の作業内容は、洗車場における油水分離槽・側溝の清掃工事です。
 
洗車場から出た排水は、下水に流れる前に、油水分離槽を経由しています。
これには排水の中から油分を取り除き、その流出を防ぐ役割がありますが、
洗車の際には、水分だけではなく、汚泥やゴミ等も同じように出ますので、
それらが、分離槽の中や、行き交っている配管を詰まらせてしまうことで、
本来の役割を果たせなくなり、油分を河川に流出させてしまう恐れがあります。
そうならないために、定期的な清掃をお勧めしております。
 
 

今回は、こちらのバス会社様の洗車場を清掃させていただきます。
日々活躍している大型車には、往々にして汚泥が付着しやすいものです。
定期的に清掃することで、ドライバーの皆さまが気持ちよく仕事ができるだけでなく、
機械の不調や、油分のオーバーフローなどを、未然に防ぐ事ができます。
 
 
【参考】放置しておくと、こんな風になってしまいます・・・
 
 

まずは、中央を通う側溝から清掃していきます。
一番初めに汚れを受けるため、最も汚泥が溜まりやすい箇所です。
 
 

水を打ちながら、バキュームカーで吸引していきます。
ここでは水道を使っていますが、汚れの程度によっては高圧洗浄機を用います。
 
 

汚れを除去した状態です。
水の流れを良くすることで、配管の詰まりなどの予防にもつながります。
 
 

洗車場に付随する側溝も、同様に清掃していきます。
この状態では、大雨が降った時などに油分が溢れ出てしまう恐れがあります。
 
 

清掃完了です。
これらに加えて、配管の中も高圧洗浄を行っていきます。
 
 

洗車場全体を囲っている側溝です。
ここでは主に、ゴミ汚れが蓄積しています。
 
 

端から順繰りに、水とバキュームで清掃していきます。
 
 

清掃完了です。
 
 

洗車機のレールにも汚れが蓄積していたため、こちらも清掃していきます。
 
 


清掃完了。
 
 

いよいよ、分離槽の清掃に取り掛かります。
ご覧のように、分離槽はいくつかの槽で構成されており、
順番に経由することで、少しずつ油分を分離して行く構造になっています。
このため、正常に機能している分離槽であれば、第一槽の汚れが最もひどく、
下水の直前となる最終槽は、きれいな状態に保たれているのが通常です。
 
 

こちらが、分離槽の上部を開口し、水を抜いた状態です。
左手側が第一槽のため、より汚れていることが見受けられます。
 
 

順に清掃を行い、最後は新しい水を張っていきます。
同時に、通っている配管の内部も洗浄していきます。
 
 

排出した汚泥は、産廃処理場へ運搬されます。
設備の機能を正常に保つため、そしてスタッフの皆様の士気向上のためにも、
ぜひ定期的な清掃をご検討下さい。
 
 
 
三美興産では、給油所や整備工場など、あらゆる場所の清掃を行っています。
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