三美興産の業務内容をご紹介しています。
本日の作業内容は、屋内冷温水発生機からの臭化リチウム抜き取り工事です。
【参考】屋外冷温水発生機からの臭化リチウム抜き取り工事
ラッキングを外した状態です。まだ保温材によって覆われています。
今回はこちらの冷温水発生機より、臭化リチウムの回収作業を行います。
穴あけ等によって出てきた液を吸引することが、基本的な流れになりますが、
こちらは地上12階にあるため、バキュームカーを使用することができません。
そのような場合には、ペールバキュームを用い、ドラム缶へ圧送して行きます。
こうすることで、本来であれば抜き取りが困難な場所でも、作業が可能になります。
バキュームカーと比べると、ドラム缶はあっという間に一杯になってしまいますので、
満タンになって吸引が止まることの無いよう、常に注意を払っておく必要があります。
保険のため、最低でも2系統のバキュームを準備しています。
まずはサービスポートから、トレー内に排出していきます。
ドラム缶の残量に注意しつつ、目一杯出しすぎないよう調節します。
溶液の溜まりやすい箇所を切断し、落ちきらなかった分を吸い取って行きます。
切断時には液の飛散が想定されますので、下部をトレーとウエスで養生した上、
管の上部ではなく、下部に少しだけ切込みを入れて、様子を窺います。
万一液体が満ちていても、下部であればトレーで受けきることができます。
抽気装置には、なるべく低い位置で開口を設けます。
同様にして、液の溜まりやすいであろう箇所に穴を開けて行きます。
凝縮器や蒸発器にも、臭化リチウムは滞留しています。
これらにも穴を開け、残液の量を限りなく0に近付けます。
液が抜け切ったら、抜き取りのために設けた開口部は、すべて仮復旧します。
切断した配管もすべて閉塞し、搬出の際に、万が一にも漏洩が起きないようにします。
完了。臭化リチウムを回収したドラム缶を搬出して、作業終了です。
パワーゲート車を用いて、契約済みの廃棄物処分業者へ運搬します。
実は今回、同じ構造の機械を二機同時に着手したのですが、
別々のスタッフが作業したにも関わらず、ほぼ同じ仕上がりになりました。
一見、手数の多い複雑な作業も、回数を積む上で、マニュアル化されていきます。
熟練のスタッフの経験によって、お客様に最高の成果をお届けすることをお約束します。
当社では、臭化リチウムの抜き取りから、廃アルカリの処分までを一挙にお引き受けできます。
臭化リチウムに限らず、ブラインや冷凍機油、各種洗浄廃液など、お気軽にご相談下さい。
当社のスタッフは、全員が第4類危険物取扱いの有資格者です。
三美興産では、各種機械からの廃液抜取り工事を行っています。
既に抜き取りを終えた廃液の回収のみも承っております。
お問い合わせはお電話またはメールにてどうぞ。スタッフ一同お待ちしております。
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関連項目
屋外冷温水発生機からの臭化リチウム抜取り工事 |
トランス(変圧器)からの絶縁油抜き取り工事 |
特別高圧用変圧器からの抜油、及び撤去工事 |